男性の育休取得 ひとつのハードル

私は、男性の育児休業取得が進めば良いなと思っているクチです。
そのため、職場でも相談に乗ったり、メリットや給付金について発言をしていました。

ただ、今日風呂掃除をしてたら、ふと思ったんです。
「なんで自分は育児休業に踏み切れたのか?」
少し前に「育児に関わりたいから」と書きましたが、
どちらかというと動機だと思っています。

一般的に考えると、
「キャリアが停滞する」や「窓際族になるかも」等の心配から
ぎりぎりまで悩んで、仕事を続ける選択をする男性も多いと思います。

女性ももちろん同じ悩みや心配を持って育休に入ると思います。
でも、女性の場合、否応なしです。
体は重くなり、体調も不安定、出産という一大イベントがあります。
その後は療養を要する期間が始まります。これは選択できません。
悩みや心配はそのままに育児休業するしかないんです。女性は。

では、男性。
同じ悩みがあっても選択することができるんですね。
その選択をどうしたら、「育休を取る」ということにできるか?
それを少しだけ考えてみました。

結果、メリットや手続きの簡易さを訴えても意味がないな、と思いました。
思うに、復職後の「安心」や「安定」を確保できないとダメそうです。

私は、転職経験があるので、職場環境を変えることは一定の慣れがあります。
だから、干されたら転職するとか、育休分をキャッチアップできる見込みがあります。
結果として、悩みや心配を受容する選択が取れるのだと。

転職してみろって言ったって、それこそ無理な相談です。
女性は、これまでの実例があり、ある程度の後ろ盾もあります。
(酷い扱いや言動も聞きますが、社会全てがそうではないです)
男性は、実例が少なく、どうなるかわかりません。
もちろん、「安心」や「安定」が確保されるのが1番です。
が、女性側の確保もままならない状態では、
現実的ではありませんし、スピード感も遅いと思います。

以上から、男性の育児休業を増やすには、
男性の育児休業の実例を示し、どういう過程・影響があり、結果がどうなったか
を伝えていく必要があるのかなと思います。

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